2023年 照明学会 中国支部 優秀施設賞を受賞
この度、照明を担当しましたガレージハウス「福山ベース」にて2023年 照明学会 中国支部 優秀施設賞を受賞いたしました。
2年に渡る壮大なプロジェクトにつき、撮りためた記録も多く、レアな照明手法のストックも増えました。
今後、完成の様子はインスタグラム。
現場の様子は、ブログにてご紹介させていただきます。
この度、照明を担当しましたガレージハウス「福山ベース」にて2023年 照明学会 中国支部 優秀施設賞を受賞いたしました。
2年に渡る壮大なプロジェクトにつき、撮りためた記録も多く、レアな照明手法のストックも増えました。
今後、完成の様子はインスタグラム。
現場の様子は、ブログにてご紹介させていただきます。
コンクリート打ち放しの2階建て住宅。柱や壁が少なく開放的な空間です。
ここ見せたいな。という照明デザイナー目線のオフショットをご紹介します。
艶のある素材に映り込んだ照明美しい
ルイスポールセンのマットなグレージュが空間よく似合いました。
便座脇の壁に天井まで伸びる間接照明
湯船の上にはまぶしくない照明が向いています。
玄関ポーチの間接照明は駐車スペースから続いています。
見た目の明るさ(明るさ感)が快適な照度と高級感を醸し出しました。
明るさ感にて大事な役割を果たすのは輝度です。
次回は輝度のお話をしたいと思います。
当時のインテリアです。長らく賃貸住宅だった古民家。数年間借りて住んでいました。
ご縁あってそこを譲り受けて住まわれる方から照明デザインの依頼を受けました。
完成はこちらで!
阿賀北の家 -古民家リフォーム- – 広島県 照明デザインアトリエ Tica.Tica inc. / 株式会社 ティカ. ティカ (tica-tica.com)
山上聖司建築設計室による設計にて2017年竣工した「西白島の家」が
第16回ひろしま街づくりデザイン賞 個人住宅部門賞に選出されました。
Tica.Ticaは照明デザインをさせていただきました。
建築に明かりを灯すことで街づくりにも貢献できたのであれば嬉しいです。
マッサージサロンのインテリアデザインの仕事です。インテリアに必要で重要な役割を果たす2つの要素を紹介します。
要素① 照明
照明は埋込でしたが照度・輝度ともに高くきつい印象。現物を活かして印象を変える手法としてフェイクグリーンのシェードを纏わせることに。これは照明デザイナー自ら様子を見ながら製作しました。明りを制御することも照明デザイナーの大事な仕事。
グリーンでシェードを製作中 下から横から確認します。
直接見ると眩しかった照明にグリーンのシェードを取付
要素② 布(ドレープ・ケースメントなど)
やさしさ・和み・スペーシングなど多くの役割を果たしてくれる布もの。その布から向こうは少し特別な空間になります。
手吊でケースメントを付けて行きます。ひだの取り方やボリュームはバランスをみながら。デコレーターさんの仕事が光る!
流れるように美しく出来上がりました。レース越しに照明も見え隠れ。
全容はこちらから↓
Project Shop/Interior マッサージサロン
肌で感じる光
トータルケアサロン L’arbre&kokokara 改修に伴う照明デザイン。
季節も時間も時代も関係なく大切にされていくものがあります。
「白熱灯のあかり」はその一つに間違いなく挙げられます。
オーナーはどんな場所においても間接照明でもデスクワークのスペースでも
一切LEDを使ってはいけない「All白熱灯」の空間を望まれました。
熱が光に変わるその心地よさを知っておられる方でした。
視覚では分からない肌で感じる光があります。
そして心と体の健やかさを求めて女性が訪れる空間にこそ本物心地よい光が必要なのです。
LEDを外していざ白熱灯へ
器具の選定は白熱灯が使用できるかどうか?から探していきました。
メーカーの許可はもちろんもらっています。
場所や器具の特性により白熱灯の種類を揃えます。
外したLED電球。これから何処へ。
改修前の前の様子。蛍光灯の白い光が緊張感のある入口を作っていました。
改修後の様子。白熱灯の光が優しく店内に招き入れてくれるようです。
交換知らずの省エネな白熱灯
白熱灯を上手に取り入れる方法として調光器と併用することをお勧めします。
調光器は光のボリュウームを調節するもの。壁スイッチに置き換えて使います。
調光器で定格の80%に絞れば白熱灯の寿命は約18倍に延びます。
光に赤みが増しさらに暖かい空間を作り、省エネにもなります。
調光器を使って白熱灯を使用するとLEDに負けない交換知らずの電球になります。
癒しの空間にこそ、白熱灯を!
明かりのミッションは町おこし。対象は棚田。
棚田はそれぞれ個性があり、重なりあうことで他にはない「田の美」を表現していると思います。
その表情を明かりの添景で夜も楽しめるようにすることをゴールにしました。
町の有志の方に取付の説明をしたのち軽トラックにいっぱいの「ペットボタル」を積み込み田から田へ。
どうしても画一的になりがちなイルミネーション。
自然のフレームに従い ほどよく「崩す」ことを繰り返し伝えながら施工しました。
そして皆さん(有志の方)の生活の一部になっている棚田は魅力に溢れている!ことも繰り返し伝えました。
田と対話しそして有志の方とも対話をしながら個性ある田の表情探していきました。
大自然を前にしてデザイナーの出来ることは僅かであり忠実にたった一つのことをやり続けることと
思いました。
空が紺色に染まるブルーモーメントにセンサーにて点灯。
日も暮れて夜の棚田に明かりの添景が灯りました。
毎年冬の時期にくすのきをイルミネーションで飾りつけています。
今期で10回目。毎回テーマを決めて違った装いを纏っています。
今回のテーマは「Snow White Snow」
このところ雪はあまり積もらなくなりましたが光で積雪を作ってみました。
完成はこちら
ティカ.ティカでは現在キャンドルの灯りのゆらぎを白熱灯(またはLED)で再生で再現できるようプログラミング作業をしています。
実際にキャンドルの灯りを眺めならが炎の振れや明るさの強弱を刻んでいきます。
これが完成すると電球を入れた照明器具をキャンドル仕様のように表現することが出来ます。
地道な作業ですが灯りを彫刻しているようで楽しいです。
果たしてこれはデジタルなのか アナログなのか???
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