「夜のソファー屋」始まりました。

ソファーと長く過ごすのは夜。という発想からスタートしたソファーメーカー「KOKOROISHI」の展示イベントです。
Tica.Ticaでは明かりのサポートをさせていただきました。
ソファーがきれいに映ることはもちろん、実際に家でくつろげるシーンを想定しました。
おすすめは暗めの照明です。
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キャンドルのゆらぐ明かりも心地よいです。
「KOKOROISHI」のソファーとほのかな明かりで夜の過ごし方を考えてみませんか?
11/9・16・23・30 限定4日 18:00~22:00
KOKOROISHIショールーム

空の下のキッチン

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デッキをつくり、キッチンを抱き込むようなレイアウトにしました。
歩いても腰かけても自由。
家の外に家のキッチンスペースがあったら・・・という大胆な提案です。
大胆な空間に身を置いて何かを感じていただければと思いました。
少しでも長いい時間いていただけるよう、解放的でリラックスできる空間を目指しました。
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休日リビングからデッキに持ち出した椅子という設定でデッキの中央に、
アルベルト・メダのラウンジチェアーを配置しました。
多くの方に座っていただきました。お話もゆっくり出来ました。
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アウトドアで使えるムーンライト。
空間の明かりの仕上げにいい味を加えてくれました。
硬質ポリカーボネートなので座っても大丈夫。
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展示ブースではエスプレッソサービスとスライド上映もしました。
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もう一つのコンセプトとして、時間をデザインするという試みをしていました。
訪れる人の時間までもデザインすることができたらすごく素敵なことだなーと思うのです。
小さなスペースでも、出来るだけ長い時間を来場者に過ごしてもらえたらいいなーと思っていました。
さて、結果どうだっかた。
3名のスタッフはお昼を摂ることができないくらい、ずっーとブースにはどなたか来場者がいらっしゃいました。
「ピクニック感を思い出しました」「青空・夕焼け・星空・・・それぞれのシチュエーションで楽しめそうなキッチンです」・・・などいろいろな言葉をいただきました。
これからも時間のデザインを意識をしながら空間を作っていきたいです。

キッチンを家の外へ持ち出したら

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広島県インテリアコーディネーター協会の出展ブースの企画をさせていただきました。
デザインを体感する2日間。
広島デザインデイズ2012
8月4日(土)9:00~17:00
8月5日(日)9:00~16:00
広島アステールプラザ 市民ギャラリー

バラ公園 ライティング

バラ祭りのイベントでバラ公園の夜の景色をつくりました。
今ではあまり見かけない白熱光イルミネーションを枝に巻きつけました。
白熱光のイルミネーションはLEDの指向性のある強い光とは対照的な柔らかい素朴な光です。
蛍の光のような儚さもあります。
実際も繊細なフィラメントが使ってあるため衝撃を与えるとすぐに切れてしまいます。取扱には注意が必要で、いろんな意味で儚い品物です。
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そして太い樹木はカラーライトで照らしています。
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手伝いをしていただいた方々。施工中 淡いピンクの光に照らされています。
光の効果かジョークなども飛び出し和やかな雰囲気です。
「色っぽい」とはこういった状況から来た語源では?
期間限定で懐かしい光の粒に出会えます。
バラ公園
福山市花園町1-6 Pあり 
5月12日~19日 18時半~22時半

今治北の家1

照明計画をした今治北の家が完成に近いある日、現場に視察に行きました。
想像以上に光りの効果があった場所をご紹介したいと思います。(あくまでも主観ですが。)
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建物に設けられたマリオンにLEDバーを下向きに設置。
外周を光で包むことで室内の人影を消すことを出来ました。
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室内とデッキテラスをつなぐ建具の上にBOXを造作しトラフを設置。
室内の光がガラス越しに室外の天井を照らし、デッキの明るさも確保できました。
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上記室内からみたところ。
2へ続く・・・・。

ある夜の輪っかの明かり

昨年、施工した福山医療センターのイルミネーションです。
満月に近いきれいな明るい光に照らされてイルミネーションもより輝きを増していました。
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こんな明るい夜は、樹の左下の鈍くまぶしく光る街灯はいらないと感じます。
oda的にはおいしくない光です。
月の満ち欠けと共に街のあかりも調節できたらいいのになーと。
新月では100%の明るさ → 半月では50%の明るさ → 満月では0%とはいかなくても
10%くらいの明るさで点灯する街灯・・・・。
こんな街灯があったら月や季節の営みと共に明かりをもっと楽しむことができると思います。
そして明るくなりすぎた現代の明かり環境で失われてきています。
日本人の明かりに対する繊細な感性を取り戻すべく、月の満ち欠けセンサーをあえて現代の技術で作りたいです。
どなたか考えてみませんか? 一緒に。

今年もイルミネーション!

福山医療センターのイルミネーションをデザインいたしました。
今年で5週年を迎えます。くすの木を見上げて「よく続けさせていただいたなー」と感慨深く、身の引き締まる思いでした。 そして例年ですが早く多くの人に見ていただきたいとワクワクと臨みました。
テーマは「輪っかの明かり」です。
丸いものや輪になったものは視覚的な和みや安らぎを与えてくれます。
そんな視覚の効果を利用して丸い「リングの明かり」を作り、くすの木に取り付けました。
くすの木のツリーに下がる大きな光るオーナメントというところです。
震災のあった今年、人は いや私自身が心の安らぎを求めていたのかもしれません。
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施工は檀工房と実弟で行いました。
檀工房では輪っかの製作もしてもらいました。
軽くて丈夫でコストパフォーマンスのいい輪っかを工夫して作ってくれました。
現在、樹に吊るす輪っかを作ると日本できっと1番上手いと思います。
燭台にロウソクが灯っているようにも見えます。三日月のようにも見えます。
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点灯期間 12月1日~2月下旬
時間   18時~22時 
 

星空とワインと明かり

新見市の哲多のぶどう園でワインと地元の食の恵みを味わう会がありました。
ワインのプロ 牛肉のプロ 豚肉のプロ 料理のプロ ピザのプロ 薪のプロ・・・
各分野のプロがしっかりと会をサポートしました。  
企画はフード&ライフデコレーターの久保さんです。
ワインと地元の食材の相性を探り、1番ふさわしいカタチで提供するプロです。
もちろんデザインのプロでもあります。
ワインは新見市が誇るブランド「TETAA」の絞りたての赤と白。
メニューは新見 千屋牛の赤ワイン煮込みやローストビーフ、
新見 ピオニーポークのソテー アップルソース添え、自然薯団子のピオニーポークの豚汁、
新見 しし肉の炭火焼、しし肉のレタスカップサラダ、地元根菜のポトフ、ホットサラダ・・・。
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照明のプロはもちろん!Tica.Ticaが担当させていただきました。
新見市の山々を臨む高原の高台に会場を設け、ぶどう蔓で作ったランプの明かりととキャンドル。
そして会場に隣接する石灰岩の岩肌をライトアップするという極めてミニマムで原始的なものでした。
コンセプトは、星の輝きを邪魔しない そして「五感で味わう明かり」です。
残念ながら満天の星・・・とは行きませんでしたが後半で点々とその姿を見せてくれました。
新見市を愛する約100人がワインと料理と明かりに舌鼓した時間でした。
会の間、忙しく立ち働く企画者 久保さんからぽつりと出た一言が印象的でした。
「今日はお客さんとして来たいよぅ。」

蝶、そしてまた蝶 時々薔薇

今年も福山バラ祭りの時節です。
Tica.Ticaはイベント会場の1つバラ公園のライティングデザインをさせてもらいました。
写真ではなかなか伝わらないかと思いますが、160匹の蝶々が光と共に木々を舞う姿は荘厳です。
前回ご紹介したモビール型照明器具「Mo/bird」に続いてこちらも風に舞うシリーズです。
みっちゃんのモビールのDNAはこちらにも引き継がれています。
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蝶々の製作はイベント企画者であり担当部会でもあるローズ部会((社)広島県建築士会 福山支部 青年部)の有志の皆さんです。
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地道な手作業を幾日もしてくださり160匹の蝶々が出来上がりました。
そして蝶々が求める薔薇は・・・、4月の低温日と5月の長雨で5分~8分咲きというところでしょうか。
満開を期待されている方は少しがっかりされるかもしれませんが、
例年ではなかなか見られないかわいい薔薇の「つぼみ」を多く見ることもできるチャンスです。
是非お運びください。
ライトアップ期間
5月7日(土)~5月14日(土)18:30~22:00 駐車場 22:30まで

世界初!の照明器具誕生

久々の更新になりました。
ここ1ヶ月ほど照明器具の開発をしていました。
ここではあえて一部をお見せします。
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テーマは有機ELを使って照明器具を作ること。
コンセプトは「モビールのような照明器具をつくることで有機ELの軽さ・薄さを表現する」です。
モビールとは、動く彫刻(キネティック・アート)の一種で軽い素材を、糸や棒で吊るし、特定の位置でバランスを取って安定するようにしたものである。人の手や風でゆらゆらと揺れその変化を楽しむ室内装飾品。
有機ELとはOLED(オーガニックLED)と言われ薄い・軽い・省エネ・水銀レスなどの特徴があり環境に配慮した次世代型の光源と期待されています。
このモビール型の照明器具は「Mo/bird」とネーミングしました。
モビールと鳥のバードをあわせた造語です。
苦心したところは実用性とデザイン性と遊び心のバランスをとること。
(重さのバランスをとることも相当難しかったのですが・・・)
モビールをモチーフにした照明器具は世界初ではないかと密かに思っています。
いかがでしょう。
この照明器具で使用した有機ELはLumiotecで製造販売されています。
そして・・・なぜモビールと照明が結びついたか。
それはモビールがたくさん飾ってある空間でのこと。
私はよくそこでランチを食べながらぼんやりとモビールを眺めていました。
そこでゆったりと風にまかせて漂うモビールを心地よく感じ、意識の奥に留めていたのだと思います。「Mo/bird」のヒントになりました。
そのフォルムが意識の奥深く入ってきていたのは、つくり手が思いを込めて1つ1つ作っているから。そして空間と調和しているから。
作っているのは、みっちゃん。飾ってある空間はLa casa de todos
目に見える形・見えない形で関わってくださったすべての人の「気持ちのDNA」でこの照明器具は出来上がっていると思います。
そしてまたどんどん細胞分裂していくことでしょう。
皆さん、本当にありがとう。
どうぞこの次もお楽しみに。

光の化学反応

ここ2週間ほどクリスマスやイベントの飾り付けの仕事をしました。Tica.Ticaの仕事です。
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東広島の家のイベント「gift」で2mのツリーを。
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あるパーティー会場で3mのツリーを。
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AREA ギャラリーのイベント「見えないカタチ展」では建物全体を。
クリスマスツリーやイルミネーションにおいて、
Tica.Ticaの手法は光そのものをデコレーションしていくことです。
凝ったオーナメントや華やかな色合いには固執していません。
だから一般に言われるクリスマスツリーやイルミネーションのイメージとは少し違うかもしれません。
光そのもののカタチや色を種類の違う電球同士合わせたり重ねたりして、いわば光を化学反応させたような仕上がりを目指しています。
一瞬で目を引くものではなくじわじわと見る人の感性深くに届く「光のデコレーション」になれば嬉しいです。

今年もイルミネーション

福山医療センターの「くすのきのイルミネーション」を施工いたしました。
今年で4年目になりますが今回は手法を変えました。
「外を飾る」から「中から外を照らす」へ
取り付け担当の檀工房 檀上さん・oda弟 以前にも増して本当に大変でしたね。
ありがとう。
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完成はまだお見せできませんが点灯式は12月1日です。
来年の3月まで17時~22時まで毎夜点灯いたします。
毎年楽しみにしてくださる人がたくさんいると聞きました。
ぜひ足を運んでいただければ嬉しいです。
点灯後の完成写真や詳細はHPへ後日UPいたします。