5mmに込められた思い

プレオープン中の料理屋「木下」のまな板です。
TSUKURIYAプロジェクトの会合があり特別に見せていただきました。
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リノベーションにあたって設計をされたのは
広島・東京を拠点に活動されている建築家の中園哲也さんです。
通常まな板はカウンター向こうの囲まれた場所で客からは見えないものです。
「過程は見せずに最高の状態に仕上げてから客に出す」という料理人の価値観があることは確かです。
でもこのまな板は違うのです。
客と同じカウンターに組み込まれていてなおかつ5mm上がっているのです。
まさに舞台です。
この5mmが「お客様の前でうそのない本物の料理を」とい無言のメッセージとなるのです。
中園さんは料理人である施主にこの5mmを決断させることにこのプロジェクトの肝があると思ったそうです。
その中園さんの思いと料理人の心意気が1つになりこのデザインは実現したのです。
私はその話を聞いた時、このたった「5mm」はこの先数え切れないくらいの美味しい料理を生みお客さんを感動させ続けることだろうと想像しました。
中園さんの仕事の一端であり真髄を見せていただきました。

光でリニューアル

宮島の食事処「水羽」さんの照明改修工事をいたしました。
リクエストは照明器具を交換し、光のみでイメージを変えること。
以前の水羽さん↓
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古民家を改装してお店にされているとても雰囲気のある空間です。
問題は、
テーブルの上が暗いこと
空間全体の明るさ感がない
外に対しての光のアピールがない などでした。  
古くなり破れかけていたイサムノグチをはずし使ったものは↓
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さて問題解決に向けて工事は始まったのでした。
高さを秤で計り、梁の上に配線していきます。(下からはまったく見えない)
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完成↓
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使った光源はナス型の白熱灯ですが場所によって光の出方が違うようになっています。それは電球の塗装面の違いでコントロールしています。
いかがでしょうか?
後日、HPでも紹介いたします。
檀上鎮通さんの写真もお楽しみに!

大胆すぎるデザイン 大鳥居編

宮島で仕事をしています。
店舗のリニューアルです。
照明だけでイメージアップをしていきます。(様子はUPします)
デザインを考えている中、ふと目にとまった「大鳥居」、それも海中に。
これ以上の大胆なデザインはないですよね。
太古の人に「常識にとらわれてはいけない」と学ぶようです。
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汐の満ち引きで姿を変える大鳥居は見ていて飽きません。
木材で出来ているので海水で痛むのではと考えますが、ずっと浸かっているのでかえって痛まないそうです。
逆もまた真なり・・・大胆な発想も突き抜けるとスタンダードに見えてくるものなんですね。

声が聞こえる仕事

施工後の写真撮影をしてくださる檀上さんがこんなコメント。
「今年も、撮影中に次のような声が聞こえました。
自転車で帰宅中の女子高生 (いつも、思うんだけど、ここのイルミ
ネーションきれいよねー)
クルマから降りてきた女子高生(きれ~い)
これがあるからやめれません。」
そのとき撮られた写真↓
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今年のイルミネーション

福山医療センターのイルミネーションを施工しました。
今年で3年目です。
楽しみにされている方も多いようです。
昨年までとは趣向を変えて今年は色を加えてみました。
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こちらはまだ作業半ばの写真。
ちなみに手前に映っているのは私の弟です。
取付に2日間いっぱい。
途中雨で中断したり、思うように色が出ずに素材を買い足したりとスムーズに行ったとは言えない運びでした。
そして光で色を出すことの難しさを本当に実感しました。
ランプカラーというガラスやアクリルにに色をつけることができる塗料を使ったのですが
電球そのものの色と混ざって思うような色にならないのです。
色の配分もむずかしく、付けても取って移動したりその様はまるで生け花のようでした。
色んな意味で今年ほどクスの木が大きく思えたことはありませんでした。
結果、お客様にも喜んでいただき満足のいくものになりました。
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いろいろな要素が混ざり合って深いいい味を出しているポトフのようなイルミネーションが出来たと思います。
寒い夜には温まります。

初めての地鎮祭で。

晴れのよき日にプロジェクト「東広島の家」の地鎮祭が執り行われました。
地鎮祭に照明デザイナーの立場で参列することは稀なことだと思いますが工務店さんの配慮で実現しました。
人生で初の地鎮祭です。
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粛々と儀式が進む中、一人ずつ参拝をする場面がきました。
前の人行いそれをしっかり見て私も事なきを得て席についたつもりが・・・周囲からくすくすと笑いが起きています。
「エー、なにかやらかしたぁ~?」と不安の渦の中、次の人を見て気づきました。
なんと拍手パンパンを忘れてしまっていたのです。
設計者の河口さんは涙を流して笑っているしスタッフも苦笑い。
それでも事は淡々と進み終わりました。
・・・・・・。
土地の神様は鎮まりましたが私には笑いの神様が降りてきた日でした。
ぜんぜん美味しくなかったですが・・・。

色・いろ・イロ

クリニックのライティングが完成しました。
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取付はバケット車出動で丸3日かかりました。
ポストLEDといわれる「CCL」という器具を使いました。
はじめて扱う器具だったので戸惑いいっぱいで工夫もいっぱいのいろいろな意味で思い出深い仕事になりました。
それでも完成して見るとそんないろいろも吹き飛ぶような光に私自身癒されました。
LEDのRGBでは表現できない微妙な色。
動きもデザインできるプログラムシステム。
現在は季節色「秋」を表現しています。
中国地方初の色の競演をぜひご賞味ください。
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撮影:檀上 鎮通

JCDデザインアワード 銀賞

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JCD((社)日本商環境設計家協会)が主催する「JCDデザインアワード2009」。
デザイナーの登竜門とも言われているこの賞をめがけて今年は、過去最多の459件の応募があったそうです。(海外からも)
2007年竣工で設計をK2デザイン設計の「AREA gallery」が狭き受賞枠の中、銀賞に輝きました。
パチパチパチパチ。
Tica.Ticaは照明計画をさせていただきました。
設計段階から計画に加えていただき何度も実験検証を繰り返した思い入れのある現場です。
「AREA gallery」は大胆な構想に繊細なディティールの建物でそこへ光を入れる緊張感と醍醐味を今でも覚えています。
良い建築には良い光が生まれる要素が多いと感じた最初の仕事でした。
HPでもAREA galleryをご紹介しています。

ひとりキャンドルナイト

「でんきを消してスローな夜を」のキャッチフレーズで知られるキャンドルナイトを楽しみました。
押し葉なのキャンドルホルダーは手作りです。
燃え上がらない加工を施した紙を使っています。
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これは「押し花で作る。キャンドルホルダーキット」の完成品です。
セミナーに来られて方へのプレゼントとして株式会社ステージ様に依頼されて考えたものです。
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作る過程も楽しみの1つです。
なかなか良いものが出来たナーと自画自賛。
時節は丁度、夏至。
ほのかな光と戯れてスローな夜を過ごしたのでした。

バラを彩る。

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明日から2日間「福山バラ祭り」が行われます。
バラ公園でのイベントのお世話役は福山建築士会の皆さん。
Odaは会場ライティングの計画をさせてもらいました。
写真は光のスパイスとして配した「バラ行灯」。
ある店舗からの撤去品をリメイクしたものです。
製作は檀工房さんがしてくださいました。
ライトティングの仕事をきっかけにこんなにゆっくりとバラを見たのは久しぶりです。
太陽の下のバラもいいけど、わずかな人工光と月明かりに照らされたバラもいいものです。
陰影の中にこそバラの艶や色があるとも言えます。
16日はキャンドルナイトも行われます。

天井きのこの正体!

前回の意味深な物体は実は照明器具の模型でした。
写真は実寸大の模型で取り付け位置を決めている様子でした。
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照明計画にはこの現場レベルでの確認作業がとても大切なのです。
場所は美容院。
美容院という空間は受付・待合・カット・シャンプースペースと
多くの機能を満たしそして動線が機能的であることが大切です。
そう!どこもここも同じ明るさは必要ないのです。
必要なところにはしっかり、必要ないところは少なめに。
このランダムな配置が直線的な空間に変化を加えて店舗の個性となりました。
ちなみにこの照明器具はお店のために企画製作したTica.Ticaオリジナル「27ランプ」です。

天井きのこ発見

改装中のヘアサロンの天井に妙な物体がたくさん。
よく見ると逆さまに生えたきのこのようなUFOのような・・・
違和感たっぷりのこの物体は???
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正体は次回あきらかにいたします!