あかりごと

ねぎ>麺 なラーメン

negi.jpg
来来亭のねぎラーメン。880円。
1日30食限定と写真にひかれて注文しました。
運ばれてきてびっくり。
麺がねぎに隠れて見えない・・・。まさにねぎが盛られていました。
食べ方はねぎの下の方からつゆでしんなりしたねぎとラーメンを絡めていただく。
糸のように細く長く切られているねぎの食感は新鮮でぴりっとして
背油のスープにアクセントが出てとてもおいしかったです。
お客様に見た目でも味でもサプライズを与えたいとのお店の人の心意気が感じられた一品でした。
ごちそうさま~。

春を運ぶ神事

久井町の伝統行事「はだか祭り」がありました。
此処に住んでて7年、毎年楽しみにしているお祭りです。
ふんどし姿の男の人たちの熱い戦いを見て元気をもらったり、
ご近所の人たちとの交流の場であったりします。
そしてこの祭りを境にウソのように暖かくなります。
まさに「春」を運んでくる祭りです。
参加者も「寒い 寒い」と言いながら「1年元気で過ごせる」とか「厄が祓える」とか参加できることが楽しみでもあり喜びでもあるようです。
fukugi.jpg
写真は参加者がもらえる御福木です。
20本以上のベテランさんです。
この幅の広さが男の勲章というところでしょうか。
tabi.jpg
そしてふんどし姿の足元をキメる!足袋が並ぶ様子です。
普通の足袋の裏底に厚い布があててあり補強されています。
なかなかリポートされていない「はだか祭り」の様子です。
サイズが書いてあるのはチームを作って参加するからです。
チームはリーダーの家に集まり体をあたため少しお酒をいただき身支度を整えて一緒に出かけます。
私は一サポーターですが、
こういう様子が覗けることは町内の祭りだからこその醍醐味です。
春を告げるささやかなお裾分けになればいいのですが・・・。

5mmに込められた思い

プレオープン中の料理屋「木下」のまな板です。
TSUKURIYAプロジェクトの会合があり特別に見せていただきました。
R0012597.jpg
リノベーションにあたって設計をされたのは
広島・東京を拠点に活動されている建築家の中園哲也さんです。
通常まな板はカウンター向こうの囲まれた場所で客からは見えないものです。
「過程は見せずに最高の状態に仕上げてから客に出す」という料理人の価値観があることは確かです。
でもこのまな板は違うのです。
客と同じカウンターに組み込まれていてなおかつ5mm上がっているのです。
まさに舞台です。
この5mmが「お客様の前でうそのない本物の料理を」とい無言のメッセージとなるのです。
中園さんは料理人である施主にこの5mmを決断させることにこのプロジェクトの肝があると思ったそうです。
その中園さんの思いと料理人の心意気が1つになりこのデザインは実現したのです。
私はその話を聞いた時、このたった「5mm」はこの先数え切れないくらいの美味しい料理を生みお客さんを感動させ続けることだろうと想像しました。
中園さんの仕事の一端であり真髄を見せていただきました。

光でリニューアル

宮島の食事処「水羽」さんの照明改修工事をいたしました。
リクエストは照明器具を交換し、光のみでイメージを変えること。
以前の水羽さん↓
R0012530.jpg
古民家を改装してお店にされているとても雰囲気のある空間です。
問題は、
テーブルの上が暗いこと
空間全体の明るさ感がない
外に対しての光のアピールがない などでした。  
古くなり破れかけていたイサムノグチをはずし使ったものは↓
R0012549.jpg
さて問題解決に向けて工事は始まったのでした。
高さを秤で計り、梁の上に配線していきます。(下からはまったく見えない)
R0012540.jpg
R0012554.jpg
完成↓
R0012558a.jpg
R0012576.jpg
使った光源はナス型の白熱灯ですが場所によって光の出方が違うようになっています。それは電球の塗装面の違いでコントロールしています。
いかがでしょうか?
後日、HPでも紹介いたします。
檀上鎮通さんの写真もお楽しみに!

「本物のサービス」を問う。

R0012511.jpg
とても素敵な方でした。
奇跡のレストラン「カシータ」オーナーの高橋 滋さんです。
心のこもっておもてなしでお客様を感動させるには・・・を常に考え研究・実践されている方です。
約90分の講演会を聞き私は「本物のサービス」について考えました。
どの分野でも仕事として仕事をこなすのは当たり前。
そこにどれだけのサービスを付加できるかが大切と言われて久しい昨今。
照明デザインの世界も例外ではありません。
私なりに出した答えは、「これはサービス」と思って行動していては本物のサービスではないということ。
心と心が通い合ってこそのサービス。
そこには計算も打算もなくどれだけお客様に真剣かという心だけがあるのです。
高橋さんは心を見つける達人だと思いました。
世界中を旅され色々な場面に遭遇する中で高橋さんの視点は心が通っているかどうかに合わされています。
そして高橋さんの心の通った出来事は一様に「奇跡」と表現されます。
奇跡とはめったに起きないこと。
でもそれが起きたときは心が震えるような感動が起きるのですね。
話を聞きながら私の身にも奇跡が起きていました。
今まで仕事をさせてくださったお客様の顔が一人一人浮かんできて涙が出ました。(数多くの講演会に行きましたが涙したことは初めてです。)
お客様一人一人と奇跡のように出会い、
そのお客様が奇跡のように私を信頼して仕事を依頼して下さった。
もっともっと奇跡を起こしたいと思いました。
私が感じるようにお客様にも奇跡を・・・と。
高橋さんのご著書  おすすめです。
4167MA389ZL._BO2,204,203,200_PIsitb-sticker-arrow-click,TopRight,35,-76_AA240_SH20_OU09_.jpg

最近
コメント

カテゴリー

アーカイブ

タグ