包んで作る照明「Wrap」

使う場所から導かれたデザイン

階段照明としてデザインした「Wrap」を紹介します。 ↓

階段という場所は人の動きと共に目線が移動する場所でもあります。高低・左右・斜め上・斜め下など当然そこへ付く照明器具もいろいろな角度から見ることになります。それによって電球の眩しさが見え隠れすることは避けたいと思い、現場である程度かたちを決められる器具とは?を考えました。

 

ふんわりと中身の電球を包みこむもの。いろいろイメージしてみました↓

参考画像:Pinterest

 

 

マグネットで簡単取付

現場で自在に形をカスタムできるにはフレキシブルな取付方法であることも必要。素材は軽量スチールで強力マグネット取付というシナリオは初めから決めていました。

 

簡単スケッチともに製作工房に相談。初めは一斗缶素材で試作してみました。つづいてブリキを叩いて成型。打ち合わせ時に試作が出てくる、なんなら見ているところで作ってくれる。この環境はすごいことといつもながらに思います!だんだんイメージに近づいてきました。↓

 

 

完成!

手仕事による1点ものが数点出来ました!

ソケッともマグネットで取付いています。配線は包みの合わせ部分から後ろへ通して直付け。器具に穴は無くマグネットで壁に留まっているだけなので好きな角度でホールド出来ます。上下を変えたり横向きにしたり90度立ててみたり。

動線と目線を検証してベストな向きで収められる。まさに変幻自在。

カラーはブリキの亜鉛メッキ素地のままでも良し。塗っても良し。

 

今回は階段に使いましたが。室内の壁であればどこでもOK。コンセント仕様にも対応します。

 

 

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