水戸芸術館のタワー

水戸芸術館の広場にそびえるタワーは
建築家磯崎新が設計しています。
(余談ですがodaは磯崎新と誕生日が同じです。)
タワー建設に当たっては当時運輸省航空局から、
飛行機衝突防止のために目立つように赤白に塗り分けるか
点滅灯をつけるように指導されたという話。
(なんという感覚でしょうか;)
芸術館スタッフや設計者は
「措置をとらなくても十分目立つ」ことを
膨大な資料を作って説得したそうです。
この光のプリズムのような美しいタワーが
紅白だったらと想像してみるのも面白いかも・・・。
でも説得したスタッフの努力に感謝します。
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佐藤卓展「日常のデザイン」

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広島から東京へそして東京から水戸までは
高速バスで2時間半の旅でした。
グラフィックデザイナーの佐藤卓は緻密にデザインを
構築していくデザインの職人のような人です。
彼の仕事の展覧会をどうしてもこの目で見たいと足を運びました。
「ロッテ・クールミントガム」や「明治おいしい牛乳」などの代表作が
そのまま立体作品になっていて日常と非日常の錯綜する楽しい空間でした。完成された仕事の解剖現場のようでどれも面白過ぎでした。
普段は手の中にすっぽり入って使うものが等身大になっているのです。
不思議の国のアリス?になった感じでした。いや、ガリバーかな。
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ホテルのレセプションにて

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オリエンタルホテル広島がオープンしました。(10月1日)
先だってのレセプションではデザイン・アート・音楽・料理などの
感動的な仕掛けがありました。
写真はインテリアデザイナー内田繁の作品で茶室「想庵」。
外と緩やかにつながりを持たせながら儀式の場として仕切る「間合い」をデザインされているようでした。
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オリエンタルジャズコンサートのステージ。
本物の植物と映像の植物が交錯しています。
奥行きの感覚を奪うような不思議な空間でした。
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天井からはペンダントが一つだけの明かりでしたがスタンドや間接照明で空間は柔らかに照度がとれていました。
テーブルで書類を広げた人の手元にスポットライトがついているように見えますがこの光がどこから飛んでいたのか未だ分からず・・・です。
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光と影と実在する物体が交錯して幻想的です。
一輪の花がよりリアルに見えます。
ホテルのギャラリーに展示されていた「ボレック・シペック」の作品。
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もみじと虹

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約600年の歴史がある寺、佛通寺に行きました。
盛りにはまだ少し早い紅葉でしたが秋色の天然のシェードを楽しみました。
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緑→黄色→赤と変わる様子は何かの色の配列と同じと思いませんか?
そう、虹の配列と同じですよね。落ち葉になった赤いもみじは虹の次の色、紫が強くなっているように見えます。自然の小さな法則を発見しました。
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光の教会

P1010075-350.jpg小高い丘の閑静な住宅街にひっそりと建つその教会は建築家・安藤忠雄の作品です。正式名称は「日本キリスト教団茨木春日丘教会」、愛称「光の教会」と呼ばれています。美しいコンクリートのエッジにうっとりします。
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安藤マジックにかかったような光と影のグラデーション。
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十字架のスリットから昼間は光を取り込み、夜は室内の光を放ちます。
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