ヨーガン レール 文明の終わり展にて
これほど色を纏った照明作品を見たことがありませんでした。
2014年に逝去したヨーガンレール最後の仕事としての照明作品の数々が金沢21世紀美術館に展示されていました。
自然と共に暮らしその尊さを伝えてきたデザイナー。テキスタイル・ファッションデザイナーとして知られていますが彼が最後の仕事に選んだのは光のアートだったのです。まるで自然の中に見る色の数々を具現化しているかの様でした。
人の目の視細胞が最も機能する1ルクスほどの会場に点在する作品からは日常では感じられない繊細且つ深く澄んだ色を感じることが出来ました。
自然への畏敬の念と憧れと祈りを深めた時間でした。