光が素材にどう触れているか

本計画では、空間を明るくすることよりも、素材の魅力をどのように引き出すかを主題とした。

建築は、自然素材を使用したマットでくすみトーンのナチュラルモダンなテイストでまとめられている。

塗り壁のわずかな凹凸、無垢材の繊細な木目、鉄の静かな質量感。

光はそれらを均一に照らすのではなく、面に滲み、陰影をつくり、触れるように寄り添うことで素材の奥行きを浮かび上がらせる。

また、照明器具そのものも空間を構成する素材のひとつとして捉え、ガラスや和紙といった質感を大切に選定した。

光源を主張させるのではなく、素材と同じレイヤーに置く。1階から吹き抜けを上がった光は2階の個室に緩やかな明るさをもたらす。

竣工 2025.  5

場所    三原市

設計施工  株式会社 樹創家

内容 照明計画 カスタム照明納品