昭和初期の家  住んでいた家

山に面した坂の途中に立つ古民家。良い材料を使って丁寧に作られそして経年変化してきた家。長年借家だった古民家であるが縁あってそのうちの数年借りて住んでいたことがあるのだ。自邸ではないが住んでいた家の照明計画は稀な経験。

自然光の入り具合も熟知しているのでそこにいるかのようなリアリティーで計画していった。余分なことをしないことがこだわりとなり、あえて間接照明などは入れず極限までそぎ落とし必要に十分な照明だけを空間に添えた計画となったと思う。

photo  小林弘幸

2021年4月

広島県呉市阿賀北

照明計画